算出方法とデータについて
データソース
OpenPowerlifting(https://openpowerlifting.org/、ライセンス: CC0)スナップショット 2026-08-22より、日本開催のノーギア大会かつ2015年以降の JPA / IPF / AsianPF 記録 14,198件を抽出して集計しています。基準値の生成日: 2026-08-23
1. レベルの定義
中級以上の閾値は、日本のノーギア競技者の大会記録分布から直接算出した実測値です。初級・入門は競技データが存在しない領域のため、中級閾値に対する固定係数で接続した推定値です。
| レベル | 定義 | 意味 |
|---|---|---|
| 中級 | 競技出場記録の下位10%(P10) | 大会に出られる水準の入口 |
| 上級 | 同・中央値(P50) | 大会の中位で戦える水準 |
| エリート | 同・上位10%(P90) | 国内競技者の上位帯 |
| 初級 | 中級閾値 × 0.70 | ジム人口への接続による推定値 |
| 入門 | 中級閾値 × 0.45 | 同上 |
2. 較正結果の例(男性・体重70kg)
| 種目 | 入門 | 初級 | 中級 | 上級 | エリート |
|---|---|---|---|---|---|
| ベンチプレス | 40 kg | 60 kg | 87.5 kg | 122.5 kg | 157.5 kg |
| スクワット | 57.5 kg | 87.5 kg | 125 kg | 172.5 kg | 220 kg |
| デッドリフト | 67.5 kg | 105 kg | 152.5 kg | 200 kg | 250 kg |
3. 体重の扱い
IPF標準の体重階級ごとに分布を集計し、階級間の体重では線形補間を行います。集計対象外の体重帯では最も近い階級の値に置き換えられます。表示値は実際のプレート組みに合わせて2.5kg刻みに丸めています。
4. 年代補正
日本の大会記録に含まれるマスターズ区分(40歳以上)の成績を、ピーク年代(20代)に対する比で集計した実測値です。各年代の補正係数は、同じ体重階級・種目の20代P90に対する成績比の中央値として算出しています。
| 10代 | ×0.83 | 標本 2,112件 |
|---|---|---|
| 20代 | ×1.00 | 標本 11,623件 |
| 30代 | ×0.97 | 標本 2,457件 |
| 40代 | ×0.91 | 標本 6,478件 |
| 50代 | ×0.86 | 標本 4,108件 |
| 60代 | ×0.78 | 標本 2,013件 |
| 70代以上 | ×0.69 | 標本 868件 |
5. この基準を読むうえでの注意
- 大会出場者は自己選択された訓練者であり、一般ジム利用者より強い母集団です。そのため「中級」は大会に出られる水準の入口を意味し、ジム歴数年の平均より高めに設定されています
- 体格・四肢長・フォーム・競技経験による個人差は大きく、数値はあくまで目安です
- 無理な重量への挑戦は怪我の原因になります。トレーニングの実施は自己責任でお願いします
6. 再現性と更新方針
- 較正元データ(
data-source/japan-powerlifting.csv)と生成スクリプトを公開しており、pnpm run build:standardsで誰でも同じ基準表を再生成できます - OpenPowerliftingのスナップショット更新に合わせて、定期的に再集計を行う予定です
- 数値へのご指摘・検証データのご提供は歓迎します(お問い合わせ)